絶賛?発売中の「サンキュー❤ちばフリーパス」というフリーパス(乗り降り自由の乗車券)を使って、ちょっとお出かけしてきました。今回は、撮影してきた写真を使いながら、このきっぷで使える列車やバス、フェリーを紹介してみたいと思います。これから使ってみたいな~という方は、参考にしてみてください。
もちろん、取材にあたり、感染症対策もバッチリしておりますので、ご安心ください。運輸会社側も、換気やアルコール消毒などが徹底されていて、安心してお出かけできました。
京葉線・総武線快速・常磐線
他都県からのアクセスにはやはりこの3路線。ですが、いずれの路線も、フリーエリアは千葉県の駅までになっているので注意が必要です。京葉線と総武線は、房総の各路線への直通列車がたくさんあるので、快適に移動できます。
内房線・外房線・総武本線・東金線・成田線・鹿島線
4両から10両まで様々な編成が存在する209系が運用される路線です。千葉県民なら(多分)おなじみの房総の顔です。「サンキュー❤ちばフリーパス」を使う方の多くが利用するはずの電車でございます。なお、お金に余裕がある方は、乗り心地の良い特急列車もあるので、そちらも検討してみてはいかがでしょうか。
普通列車として使用されている209系は、全体的に劣化が目立ち、ラインステッカーが褪色していたり、車体が黄ばんできています。椅子もとても硬いですが、ボックスシートから眺められる景色は、都会から数時間とは思えないほど自然がいっぱいです。
久留里線
木更津から上総亀山を結ぶ、JRの非電化路線です。数年前にE131系に置き換えられ、雰囲気もガラッと変わりました。
年々乗降客数が減少しているようで、昼間は地元の方や観光客がそれなりに利用しますが、夜は空気輸送も珍しくありません。紅葉が美しい亀山湖や名水として知られる久留里へは、この路線が便利です。
小湊鐵道
トロッコ列車でおなじみ、小湊鉄道です。内房線が乗り入れる五井駅から、上総中野駅を結びます。
今回は11月下旬くらいに利用したので、車窓から見る紅葉がとてもきれいでした。個人的には、トロッコ列車よりも普通列車でのんびり乗車するほうがおすすめです。
なお、利用客はほぼ観光客で、朝は下り、夕方が上り列車が混むくらいで、その他の時間帯は比較的空いています。
小湊鐵道は2020年現在、上総中野~養老渓谷間で運休しているので、代行バス(時間帯によっては代行タクシー)が運転されています。時刻表もHPで公開されているので、確認をおすすめします。
いすみ鉄道
こちらは社長のブログが何かと話題になるいすみ鉄道です。上総中野から外房線の大原駅間を走行します。
いすみ鉄道は、新型気動車に置き換えられていますが、急行列車は大糸線から転属してきた車両が活躍しています。乗車には急行券が必要です。
流鉄流山線
馬橋と流山を結ぶ流鉄流山線もフリーエリア内です。JRとの乗り継ぎは馬橋だけでなく、幸谷駅から新松戸に徒歩で乗り換えすることもできます。
路線バス
ここからはバスも紹介してみたいと思います。サンキュー❤ちばフリーパスでは、意外といろいろな会社の路線バスもフリーエリアになっているので、のんびりと旅を楽しみたい方は利用すると楽しいかもです。
乗車できる路線バスは、こちらの地図を参照すると分かりやすいと思います。ワタシ的におすすめなのは、館山から亀田病院を結ぶバスです。途中海沿いの国道を走行するので、オーシャンビューを楽しめます。
また、フリーパス発売時期に合わせて観光用の臨時周遊バス「房総さとやまGO」も運転されます。サンキューちばフリーパスの発売時期は秋なので、紅葉シーズンに足を運べば、亀山湖や紅葉谷できれいに色づいた木々を眺めることもできます。
また、観光目的でなくても、このバスは上総中山~養老渓谷~久留里という経路をとるので、小湊鐵道やいすみ鉄道と久留里線を行き来する際にも大変便利だと思います。
東京湾フェリー
意外と知られていませんが、東京湾フェリーもフリーエリアに設定されています。東京湾フェリーは金谷港(浜金谷駅から徒歩7分)と久里浜港を結ぶフェリーです。
鉄道やバスに飽きちゃったり、普段あまり船に乗らない方は、一度乗船してみてはいかがでしょうか。航行時間は約40分と短めですが、楽しい船旅になると思います。
おわりに
千葉県をまるごと楽しめる「サンキューちばフリーパス」は観光客にも乗り鉄にもおすすめのきっぷです。JRのみならず、ローカル線や路線バス、航路も使える、サービス満点のフリーパスだと思います。そう考えると、1日あたり2000円なのでかなり安いですよね。
みなさんも、このきっぷで千葉をぐるっと巡ってみてはいかがでしょうか。
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