こんにちは、おさいふです。
100均のおすすめ商品紹介が最近メインになりつつあるこのブログですが、今日は逆に、セリアで買った残念な商品をご紹介。
2021年夏に新発売となったUSB端子を簡単に増設することができる「USBハブ」。これがなかなかロースペックでした…
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問題の商品はコチラ!
- 商品名: USBハブ 4ポート
- JANコード: 4560452321796
- メーカー: at.Q (株式会社アットキュー)
表面のパッケージを見る限り、全然問題なさそうだし、むしろ100円でUSBハブを買えるなんてお買い得!なんて考えちゃいますよね…
衝撃の事実は裏面に超こっそり記載されてます…
さて、こちらがパッケージ裏面です。商品の追加や使用上の注意点などが記載されているのですが、ここに衝撃の事実がこっそり含められていました…
文字が小さいので画像を拡大。よく見ると…
※本製品はUSB1.1規格です。
まさかのUSB1.1。一応断っておきますが、この商品、2021年に発売されたメチャクチャ新しい商品ですw
USBに関してご存じない方に解説しますと、USBにはバージョンがあり、形状自体は変わっていないものの、年を重ねるごとに転送能力が上がっています。
USB規格 | 制定年 | 転送速度(理論値) |
USB 1.1 | 1998年 | 12Mbps |
USB 2.0 | 2000年 | 480Mbps |
USB 3.0 | 2008年 | 5Gbps |
USB 3.1 | 2013年 | 5Gbps |
表の通り、USB1.1はUSBの初期のバージョンで、制定されたのは1998年。その2年後には爆発的に普及した2.0が発表されています。
転送速度を見れば一目瞭然で、1.1は現行バージョンに比べて、もはや常用出来ないと言って過言ではないほどロースペックです。
実際に買ってみた(というより、買っちゃった)
裏面は特に気にせず買っちゃったので、一応商品を詳しく見ていきます。USBポートは、名称通り4ポート準備されています。ケーブルの長さは15cm。
本体はABS樹脂で成形されており、いかにも100均の商品といった感じ。性能面のロースペックさを見た目でカバーすることもできません…
実際の転送速度は…
Crystal Disk Mark で測定した転送速度がこちら。USB2.0規格のUSBメモリへの読み出し・書き込み速度です。
読み書きともに毎秒1MB程度で、本当に使い物になりません。
まとめ
というわけで、今回はSeriaのなかなか低規格なUSBハブを紹介してみました。安い価格には理由があることを改めて痛感しました。ガジェット系は特に、裏面の仕様を見て購入しないとですね…
それにしても、USB1.1は酷すぎますね。なんとかUSB3.0とは言いませんが、せめて2.0には対応しても良かったんじゃないかしら…
ちなみに、こちらのUSBハブ。データ転送で使い物にならないんだったら、充電用に使えばイイジャナイと思う方もおられるかもしれませんが、残念ながら1ポートあたり0.1Aしか出力できません。
確かダイソーのUSBハブは2.0だった気がするので、購入するならそちらの方がイイかも… 皆様も、ご購入時にはお気をつけください…