【脱線事故】京成線青砥駅付近での脱線による長時間運休と遅延

2020年6月12日午前10時過ぎに、北総鉄道7300形 (当該は7818F) が青砥駅に進入する際に発生した脱線事故により、京成グループ各線と、直通先である都営新宿線や京急線で大規模な運休と遅延が発生しました。

まずは現場の様子を捉えたツイートがこちら。

写真の通り、パンタグラフがと車体が分離して、車体の方は大きくホーム側に反れています。
そして数時間後、京成電鉄より台車に亀裂があった旨の発表がありました。

実際に亀裂を捉えたツイートがコチラ。

この台車は、住友金属工業製のSUミンデン式台車ということらしく、過去にも他の鉄道各社で亀裂や、それによる事故も多く発生しているようです。

そして、この事故により京成本線は快速なしダイヤで運転、押上線は青砥~八広間で運休、その他の区間で大幅な遅延が発生しました。この規模の運休は昨年の塩害による送電設備故障の時以来となります。

これによる遅延や運用変更により、珍しい光景が見られた場所もありました。

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そして、午後8時頃には、京成電鉄より脱線した電車撤去作業のため、京成本線の千住大橋~市川真間間、成田スカイアクセス線(北総線を除く)の京成高砂~成田空港間でさらに運休が決定。これにより、京成本線内では、市川真間行き東中山行き千住大橋行きの運用が発生しました。

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また、3500形には、市川真間行きの方向幕がないのか、行き先は空白となっていました。

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3000形の方は、しっかりと表示されています。ちなみに、最近導入が進んでいる自動放送は、どうやら東中山行きや市川真間行きには、私が確認したところ対応していないようです。なお、駅の自動放送の方は対応しているようで、英語放送もしっかり再生されていました。

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さらに下り電車の方も運用変更が行われ、東中山では快速佐倉行きが各駅停車佐倉行きを追い越すという珍事も起こりました。

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接続路線のない市川真間で折り返すため、運休していない区間でも乗客はまばらでしたが、船橋以南になると、総武線や東武線の振替輸送を使って来た乗客がドッと乗ってきました。

そして翌13日の始発の時間には、京成電鉄公式より、運転再開見込が発表され、午前7:30までは前日の運休が継続することになりました。

ようやく運休区間がなくなったのは、運転再開見込の時刻と同じ午前7:30頃でした。その後午前中は京成本線を中心に遅延が目立ちましたが、午後13:00すぎになると、通常ダイヤに復帰していきました。

遅延が翌日まで続いたため、13日も珍運用が発生。快速八千代台行きやアクセス車による本線運用が見られました。

脱線事故の当該車両は、12日午後に前6両が先にホーム上野よりに移動されました。

そして翌日に、台車に問題があった車両は仮台車に履き替えられ、徐行運転で高砂車庫まで回送されていきました。

※この記事は個人的なリサーチによるまとめです。情報の確実性は保証できませんのでご了承ください。

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