2020年6月12日午前10時過ぎに、北総鉄道7300形 (当該は7818F) が青砥駅に進入する際に発生した脱線事故により、京成グループ各線と、直通先である都営新宿線や京急線で大規模な運休と遅延が発生しました。
まずは現場の様子を捉えたツイートがこちら。
近くにきたら、
青砥駅にて北総車が脱線。
よく見ると、パンタグラフが外れた後に台車が脱線?またはその逆かな?
とにかく、運転再開の見込みは立たず…
詳しい人、事故原因がなんなのか予想を教えてくださいー。
京成線は本線のみ動いてるようです。#青砥 #脱線 #京成 pic.twitter.com/gFCFQd4WpJ— ヨンマル/旅行・観光 (@trainsuite001) June 12, 2020
写真の通り、パンタグラフがと車体が分離して、車体の方は大きくホーム側に反れています。
そして数時間後、京成電鉄より台車に亀裂があった旨の発表がありました。
実際に亀裂を捉えたツイートがコチラ。
2020年6月12日に発生した京成線青砥駅での脱線事故と、4年前の2016年5月に起こった東武東上線脱線事故での「台車亀裂の部位がほぼ一致?」していることが判明…
単なる偶然なのだろうか🤔 pic.twitter.com/KmREpn1OQC— きしゃ日和 (@kishabiyori) June 12, 2020
この台車は、住友金属工業製のSUミンデン式台車ということらしく、過去にも他の鉄道各社で亀裂や、それによる事故も多く発生しているようです。
そして、この事故により京成本線は快速なしダイヤで運転、押上線は青砥~八広間で運休、その他の区間で大幅な遅延が発生しました。この規模の運休は昨年の塩害による送電設備故障の時以来となります。
これによる遅延や運用変更により、珍しい光景が見られた場所もありました。
まじで京成上野に都営5500いるんだけど pic.twitter.com/hUUxNVVQwZ
— 御荘 楓 (@mishou_fu) June 12, 2020
2020/6/12 @人形町
83HT 5314F(普通 押上行)
※所定京急車運用
79K 3152F(普通 押上行)
33NK 3053F( 浅草橋行)
※所定北総車運用 pic.twitter.com/Q2zMoWjpjv— 千夜らびっと (@_chiya_Rabbit_) June 12, 2020
2020/6/12 @品川
37NT 5511F(✈急行 押上行)
※所定北総車運用
25N 7502F(✈急行 品川行)
51HK 3053F(✈急行 押上行)
※所定京急車運用
23TK 3418F(✈急行 押上行)
※所定都営車運用青砥駅構内脱線事故に伴い押上線が不通となった為、押上行・品川行が運行されました。 pic.twitter.com/exfBn3GtJa
— 千夜らびっと (@_chiya_Rabbit_) June 12, 2020
日暮里、大橋行き表示出てるけどまさか… pic.twitter.com/rCdjlDyTJu
— 東武沿線民 (@sotetsumin) June 12, 2020
宗吾参道始発にちゃんとなってる…
5513f 31T 車内LCD pic.twitter.com/yjFrMH0ey7— ゆうサン (@yuukun0801) June 12, 2020
千住大橋行きなんて一生に一度しかないと思い飲み終わりに少しだけ
3000形が30分おきにピストン輸送してました
電光掲示板だけ対応してたようです pic.twitter.com/vjmZNh5R0P— アーバン(復刻アイコン) (@UrbanCAS) June 12, 2020
京急側見てると羽田始発は全て品川折り返しにして3400形、3050形、7500形、7300形の4本体制で回してるっぽい pic.twitter.com/MRSW3Jqfbh
— アーバン(復刻アイコン) (@UrbanCAS) June 12, 2020
そして、午後8時頃には、京成電鉄より脱線した電車撤去作業のため、京成本線の千住大橋~市川真間間、成田スカイアクセス線(北総線を除く)の京成高砂~成田空港間でさらに運休が決定。これにより、京成本線内では、市川真間行きや東中山行き、千住大橋行きの運用が発生しました。
また、3500形には、市川真間行きの方向幕がないのか、行き先は空白となっていました。
3000形の方は、しっかりと表示されています。ちなみに、最近導入が進んでいる自動放送は、どうやら東中山行きや市川真間行きには、私が確認したところ対応していないようです。なお、駅の自動放送の方は対応しているようで、英語放送もしっかり再生されていました。
さらに下り電車の方も運用変更が行われ、東中山では快速佐倉行きが各駅停車佐倉行きを追い越すという珍事も起こりました。
接続路線のない市川真間で折り返すため、運休していない区間でも乗客はまばらでしたが、船橋以南になると、総武線や東武線の振替輸送を使って来た乗客がドッと乗ってきました。
そして翌13日の始発の時間には、京成電鉄公式より、運転再開見込が発表され、午前7:30までは前日の運休が継続することになりました。
青砥駅での脱線事故の復旧作業のため、始発より以下の区間で運転を見合せる予定です。
運転再開は7:30頃の予定です。京成本線:千住大橋~市川真間
押上線:八広~青砥
成田スカイアクセス線:京成高砂~新鎌ヶ谷他の区間は始発より運転を行う予定ですが、遅れと運休が生じる場合があります。
— 京成電鉄運行情報【公式】 (@keiseirailway) June 12, 2020
ようやく運休区間がなくなったのは、運転再開見込の時刻と同じ午前7:30頃でした。その後午前中は京成本線を中心に遅延が目立ちましたが、午後13:00すぎになると、通常ダイヤに復帰していきました。
【京成本線・成田スカイアクセス線・押上線:遅れと運休】青砥駅での脱線事故復旧作業の影響により、遅れと運休がでております。【金町線:一部運休】京成本線内での脱線事故復旧作業の影響…(06/13 07:41更新) #keisei https://t.co/8090QfcPQh pic.twitter.com/QunnTaMAqR
— 京成電鉄運行情報【公式】 (@keiseirailway) June 12, 2020
遅延が翌日まで続いたため、13日も珍運用が発生。快速八千代台行きやアクセス車による本線運用が見られました。
【京成本線・成田スカイアクセス線・押上線:遅れと運休】青砥駅での脱線事故復旧作業の影響により、遅れと運休がでております。【金町線:一部運休】京成本線内での脱線事故復旧作業の影響…(06/13 07:41更新) #keisei https://t.co/8090QfcPQh pic.twitter.com/QunnTaMAqR
— 京成電鉄運行情報【公式】 (@keiseirailway) June 12, 2020
2020/6/13 @京成大久保・八千代台
55K 3152F
61K 3055F昨日からのダイヤ乱れに伴い、本線快速運用にスカイアクセス車が充当しました。 pic.twitter.com/ivl4Z9fc9h
— 千夜らびっと (@_chiya_Rabbit_) June 13, 2020
脱線事故の当該車両は、12日午後に前6両が先にホーム上野よりに移動されました。
青砥で特急から普通に乗り換えで待っていたら動き出してビックリ!
前6両だけで数十メートル自走しました。 pic.twitter.com/BFEHsbVGro— 京成都心直結線(嘘)鉄道垢 (@6v_xd4fv) June 12, 2020
そして翌日に、台車に問題があった車両は仮台車に履き替えられ、徐行運転で高砂車庫まで回送されていきました。
北総7300形 7818F
青砥駅脱線事故から約21時間後
当該車の回送が行われました。台車は仮台車になり徐行運転で高砂の車庫へ。
後日 宗吾参道へ行くのでしょうか。2020.6/13#京成 #北総 #7300形 pic.twitter.com/ZajeJxOUH0
— 舎弟くん (@syateikun_64) June 12, 2020
※この記事は個人的なリサーチによるまとめです。情報の確実性は保証できませんのでご了承ください。